奈良には温泉がある?

奈良には温泉がある? - 奈良の宿

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奈良には温泉がある?

温泉

日本書紀や風土記などの歴史文献に登場する有名な温泉は、和歌山の白浜温泉、兵庫の有馬温泉愛媛の道後温泉などがあります。
しかし奈良の温泉は登場しません。
悠久の歴史を紡ぐ奈良には、温泉はないのでしょうか。

日本の温泉は主として、火山の地下のマグマを熱源として地中から湯が湧き出します。
東大寺や平城京、古墳群などで知られる奈良の北部は盆地、高原が広がっていますので、温泉はありません。
むしろ火山がないからこそ、歴史的な都として繁栄したと言えます。

一方、南部には火山で隆起した紀伊山地が広がっています。
すなわち、お目当ての温泉があるのです。火山が活発に活動していたのは1400万年前と大昔の話ですが、今でもそのマグマの熱が残っている模様。
このマグマの熱こそが、奈良の温泉を作っていると言われています。

温泉

紀伊山地の温泉は山地のあちこちにあります。
奈良県南部の十津川温泉や東部の入之波温泉、中央に位置する洞川温泉などなどです。
いずれも日本書紀のような10世紀以前の文献には記述がありませんが、十津川温泉は16世紀の戦国時代から知られていますし、入之波温泉は江戸時代に多くの人々が湯治に訪れたそうです。

確かに奈良の温泉はあまり有名ではないかもしれません。
しかし奈良県北部の歴史を探訪したあとは、南へ向かって温泉へ。
これも奈良の魅力のひとつです。